アメリカでは2/28の午後からイスラム教のラマダンが始まったようです。私はイスラム教徒ではありませんが、私が勤める学校には少なからずイスラム教徒の生徒がおりますので、給食のおばちゃんとして、該当生徒には「お腹空いてないかな」「いい匂いさせちゃってごめんよ」と、多少の気掛かりを感じます🙂
先日のドバイチョコレートに関する投稿で登場したご近所のクラフトチョコレート屋さんの一家はイスラム教徒なので、現在小学校1年生(あと3歳くらいの女の子もいる)の息子さんもラマダン中となります。
土曜日の午後、クラフトチョコレート屋さんが息子さんとうちを訪ねてきて、小さなギフトをくれました。

中には、ステッカー、レゴの小さいおもちゃ、チョコレート、ドライデーツとドライアプリコット、キャンディが入っていました。

パッケージにはメッセージ。
Ramadan Mubarak ラマダンおめでとう
Ramadan is a special month for Muslims around the world a time of fasting, reflection, and giving. It's a month that teaches patience, gratitude, and compassion. We wanted to share a small gift with you. Wishing you and your loved ones health, happiness, and peace. ラマダンは、世界中のムスリムにとって特別な月であり、断食、内省、そして施しの時です。この月は、忍耐、感謝、思いやりを学ぶ機会でもあります。ささやかな贈り物をお届けしたいと思います。あなたと大切な方々の健康、幸福、そして平和をお祈りします。
アメリカに住んで、多様な人種が通う学校で働いていることで、本当にいろんな人に出会う機会があってそれはとても貴重な出会いであり、経験です。しかし時々越えられない理解の壁に当たったり、不快に思うことや悔しい思いをする事もなくはなく、一方で私自身は夫も日本人という家族の中で文化や言葉は常に(広義では)単一で、非常に居心地の良い生ぬるい環境で生暖かく暮らしています。
日本人として宗教的な概念に縛られないことや、宗教を文化のように解釈して楽しみ、宗教による対立とは無縁の、寛大な宗教観に生きてきたことを良い事だと思える一方で、これまでも出会った友人の中にとても厳密な信仰に身を置き、友人として、思慮深く、常に私や周りの人々に親切に接してくれた人々に出会うたびに私は、こんな風に宗教的な儀式を通して人々と分かち合い、自分を見つめ直し、精神的な価値を高め成長できる機会が与えられてるってとってもいい事だなーと毎回とても感動してしまいます。
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